注文住宅施工事例 case #21
プロの視点の交錯により
洗練された空間を創りあげる
柔軟なプランニングと楽しいやりとりが決め手に
利便性が良い川崎市の住宅街に建つIさま邸。外観正面を眺めると、「ふかし壁」という手法で一部の壁面が立体的にデザインされ、リズミカルな窓の配置が洗練された雰囲気を醸し出します。結婚の翌年に家を建てることを決め、20代でマイホームを手に入れたIさま夫妻。こちらの土地を見つけて家づくりを始めるまでの流れは、至ってスムーズでした。「参考までにふらっと土地を見に来たのですが、通勤にも買い物にも便利なエリアで、好きなハウスメーカーを選んで建てられるところに惹かれ、その日のうちに購入を決めました」(ご主人)。ハウスメーカー選びにおいてIさま夫妻が出した条件は、「狭小地に慣れている」「3階建てを建てられる」「施工費用を抑えられる」「デザイン力がある」の4点。デザイン力にこだわったのは、奥さまのお仕事が関係していました。「私はホテルなどを手がける建築士なんです。ただ、木造住宅を設計したことはないので、慣れているメーカーさんに相談して、細かい部分まで納得しながらプランを練りたいと考えていました」(奥さま)。建築のプロフェッショナルである奥さまがフォーライフをパートナーに選んだ理由は、その柔軟性だったそうです。「この土地は間口が狭いので、キッチンの配置が難関だったんです。他のメーカーが『壁付け以外は無理です』という中で、フォーライフさんだけは私たちが希望したL型キッチンをプランにおさめてくださいました。他にも、質問をするとすぐに的確な答えを返してくださって、会話のキャッチボールが楽しいなと感じました」。またご主人は、最終的な決め手は「人」だったと振り返ります。「営業の方がとても丁寧で話しやすくて、知識も豊富だったんです。違うメーカーに頼んだらもうこの人に会えないのかと思うと寂しくなって、フォーライフさんと家をつくろうと決めました」。
細部まで検討を重ね、ホテルライクなリラックス空間が完成
建築のプロフェッショナル同士で話し合いを重ね、完成させたIさま邸。1階には水回りとウォークインクローゼットをまとめて家事の効率化を図り、ご主人の念願だった書斎も設けました。2階は広々としたLDKが広がるメイン空間に。3階はご夫妻の寝室のほか、フレキシブルに使える洋室をつくりました。「僕は精密機器のエンジニアなのですが、在宅で集中して仕事することも多いので、こもり感のある書斎を持つことは念願でした。限られたスペースに書斎をつくるため、フォーライフさんには階段の配置をかなり工夫していただきました」(ご主人)。また、奥さまはプロの視点を交えながら、窓の形と配置、キッチンのパントリー収納や冷蔵庫の収まり、コンセントの位置といった細部まで希望をしっかり伝え、フォーライフがそれを実現していったそうです。「お願いすると、すぐにぴったりの図面を描いてくださって、『それそれ!』とうれしくなるシーンがたくさんありました」(奥さま)。なお、外観の立体的なデザインは、「“建て売り感”のないかっこいい外観にしたい」というIさま夫妻の希望を受け、フォーライフが提案したもの。「実用性だけでなく、デザイン重視の遊び心も加えていただき、うれしくなりました」と奥さまは話します。インテリアの面では、木とグレーを基調にスタイリッシュな空間を演出。奥さまがじっくりセレクトした家具やアート、グリーンがぴたりとはまり、ホテルライクなゆったりした空間が誕生しました。「後悔は一つもないけれど、フォーライフさんとの協働作業が楽しかったから、もう1回家づくりがしたくなりました」と話す奥さまに「本当に良かったね」と優しく微笑むご主人。「これからは季節ごとにメインカラーを決めてインテリアを変えたりしようか」と相談する様子からは、暮らしを楽しむ充実感が伝わってきました。
- 本体価格
- 2,100万円〜2,200万円台
- 敷地面積
- 56.38 ㎡
- 延床面積
- 98.06 ㎡
- 家族構成
- 夫妻
- 竣工年月
- 2023年12月
- 工法
- 木造軸組