注文住宅施工事例 case #20
三角形の敷地を活かして陽当たりのよい住まいを実現
敷地の特性を活かして、スペースを有効に活用
都心の最寄り駅から徒歩圏内に建つMさま邸は、グレーの外壁が都会的な雰囲気の3階建て。住宅購入にあたり、当初はマンションと戸建ての両方を検討していたというご夫妻。検討を進める中で「せっかくなら設計者と一緒に自分たちの家をつくりたい」という思いが強くなり、戸建ての注文住宅に絞って土地探しを始めたそうです。敷地の条件として、ご主人は「勤務先まで30分ほどで通えること」を挙げ、奥さまは「陽当たり重視」だったそうです。こうした条件を踏まえつつ土地を探す中で出会ったのが、現在の敷地でした。ご主人は「最初に見た時は三角の変形地として見送ったのですが、その後も頭の片隅にあって。そこで再度検討したところ、変形地ではあるものの角地で斜線制限がないなどメリットが多く、採光も確保できそうだということで購入を決意しました」と話します。注文住宅を建てるパートナーには、建築家やハウスメーカー数社を検討したのち、フォーライフを選びました。「土地を仲介してもらった不動産屋さんからの紹介です。コストと品質のバランスが良いことに加え、自分たちでアイデアを出しながら、一緒に家づくりができそうな点にひかれました」(ご主人)。さらに幼い頃に阪神淡路大震災を経験した奥さまは「耐震性などの性能面も担保されているので、安心して家づくりができると思いました」と振り返ります。プランの打ち合わせにおいては、三角形の土地をいかに活かすかを中心に、採光や収納について相談したそうです。「フォーライフさんから最初に提案していただいたプランから大きな変更はなく、キャッチボールしながら細部を詰めていきました。私たちの希望に寄り添いつつ、常に納得いく提案をしてくださったことに感謝しています」(ご主人)。
隠す収納が叶える、すっきりと片付いた空間
完成したMさま邸は、メインとなるLDKを2階に設けた開放感あふれる住まい。通りに面して大きな開口部を設けたほか、南や東側にハイサイドライトを設けることで、光に満ちた空間となりました。デッドスペースになりがちな三角形の斜辺部分に小上がりを設け、スペースを無駄なく使っています。「小上がりの対面に壁掛けテレビを設置しました。腰かけてテレビを見たりゲームを楽しむのはもちろん、寝転がることもできて使い勝手抜群です」(ご主人)。LDKがすっきりと整っているのは、リビングとキッチンの2カ所設けた大容量の収納によるもの。「LDKで使うものをすべてしまえるうえ、引戸で隠すことができて便利です。エアコンも目立たないように、可動ルーバーの引戸の中に設置しました」(奥さま)。一方で1階には水回りや収納を集約し、機能的な空間に。玄関ホールを広めにとることで、ゆとりを感じるスペースになっています。さらに3階には寝室と書斎、多目的に使えるホールを設けました。「寝室、書斎、ホールは引戸で仕切り、回遊性をもたせました。将来的にホールを個室にすることもできるフレキシブルな間取りにしています」(ご主人)。新たな住まいに暮らして3カ月が経ちますが、夫妻ともに「自分たちでじっくり考えてつくりあげた家なので愛着がわきます」と笑顔で話します。今後はお客さまを招いておもてなしするのが楽しみだという夫妻。「リビングの窓から街路樹の桜が見えるので、春になったらお花見ができたら」と、これからの暮らしへの夢がふくらみます。
- 本体価格
- 2,700万円〜2,800万円台
- 敷地面積
- 53.88 ㎡
- 延床面積
- 86.73 ㎡
- 家族構成
- 夫妻
- 竣工年月
- 2023年11月
- 工法
- 木造軸組